観光
2020.05.29
伊勢志摩
伊勢志摩に観光にくる方の約7割が3つ以上の観光スポットに足を運んでいるようです。お伊勢まいりに自然溢れる海山の景観、テーマパークなど伊勢志摩にはたくさんの観光スポットがありますので、是非色々と立ち寄っていただきたいです。
そこでこのページでは、伊勢市の観光スポットを目的別にピックアップしました。思い出に残る伊勢志摩旅行になりますように。
江戸時代後半にお伊勢まいりがブームになるなど、現在もお伊勢まいりは人気の高い観光スポットです。年間600万人以上の観光客が訪れる伊勢志摩は、近年は外国人観光客も増加し国際色豊かな観光スポットとなっています。
そんな伊勢志摩ですが、寺社を巡るお伊勢まいりは伊勢志摩観光としては必須でしょう。また、伊勢神宮以外にも参拝必須の寺社はたくさんありますので、開運パワースポットとして是非ご一緒に巡ってほしいところです。
伊勢神宮は天照大御神を主祭神とすると皇大神宮(内宮)、豊受大御神を主祭神とする豊受大神宮(外宮)をはじめ125の宮社の総称を指します。
外宮→内宮の順でお参りすることがならわしなので、初めて伊勢神宮へ行かれる方は是非両方参拝したいところです。どちらも、外宮参道、おはらい町&おかげ横丁などグルメを楽しめる観光スポットもあるので、短時間で色々と楽しめる伊勢旅行の王道プランとなります。
ちなみに、内宮と外宮の境内をくまなく回れば、125社のうち21社参拝することができますよ。
記紀(古事記・日本書紀)に記された天孫降臨、その道案内をした神様「猿田彦神」を祀るのがここ猿田彦神社です。みちひらきの神様として、これから物事を始める方や交通安全として人気の神社になります。敷地内には猿田彦神の奥様となる芸能の神「猿目君」を祀る佐瑠女神社もあり、芸能やスポーツ関係の方にも人気です。
ちなみに、猿目君(サルメノキミ)とは天宇受賣命(アメノウズメ)のことで、籠った天照大御神を天岩戸から引き出すきっかけを作った神様でもあります。
内宮から近いこともあり、合わせて参拝することをおすすめします。
伊勢の海岸沿い、二見浦にある神社が二見興玉神社です。伊勢神宮へ行く前にここ二見浦の海で体を清めたことから、伊勢神宮の前に参拝する神社として有名です。
景観も素晴らしく、沖には大注連縄で結ばれた夫婦岩があり、夏には岩の間から日の出が望むこともできます。夫婦岩に願いを込めて夫婦円満や家内安全、使途が蛙ということもあり、「無事にかえる」「お金がかえる」などゲン担ぎされる方も多いです。
内宮から2kmほど先にある月読宮、外宮から1kmほど先にある月夜見宮、どちらも同じ月読(月夜見)尊を祭神とする伊勢神宮の別宮になります。名前の通り月の神様とされています。天照大御神の弟、須佐之男命の兄となる真ん中長男にあたります。
内宮近くの月読宮は月読尊以外にも、父親の伊弉諾尊(イザナギノミコト)、母親の伊弉冉尊(イザナミノミコト)の社殿もあるので、天照大御神御一行を参拝をすることができますよ。
皇族の先祖である天照大御神を祀る伊勢神宮はもともと皇族のみの神社でありましたが、過去の天皇は直接参拝することはありませんでした。その代わりに参拝していたのが、斎宮(天皇の皇女)でした。その斎宮の生活の地がお隣明和町であり、斎宮の歴史を知ることができる博物館もあります。
博物館がある場所を含め、周辺は「古里遺跡」と呼ばれ遺跡発掘調査が長年行われてきました。発掘調査で発見された位置そのままに平安時代の建物を復元した「さいくう平安の杜」、平安時代の生活を体験できる「いつきのみや歴史体験館」なども近くにあります。
伊勢神宮の歴史を知るならば、神宮の博物館である、徴古館・農業館・美術館を訪れてみてはいかがでしょうか。国の重要文化財をはじめ、年間1,500回以上の祭を行う神宮のお祭りの資料、式年遷宮を奉賛して奉納された人間国宝の絵画や書など各種展示されています。
場所は外宮と内宮の中間地点である倉田山に位置し、伊勢の大鳥居も近くにあります。
伊勢神宮の鬼門に位置し守る寺として「神宮の奥の院」とも呼ばれる朝熊岳金剛證寺。神仏習合の思想を表すお寺であり、菩薩とともに天照大御神を祀り、神事に使用される榊が供えられるなどしています。日本三大虚空蔵尊のひとつでもあります。
場所は内宮裏の朝熊山山頂付近にあり、歩いて登ることもできますが、ほとんど登山になるので、有料道路(伊勢志摩スカイライン)を利用して行くことをおすすめします。
太陽神である天照大御神がここ天岩戸に隠れたことで世界が闇に包まれました。この伝説は日本各地であるのですが、その代表的なひとつが内宮の裏手の恵利原にあります。ここ天岩戸には「恵利原の水穴」と呼ばる湧水が溢れる洞窟があり、目下の神路ダムに流れています。日本名水百選にも選ばれています。
場所は自動車(バス停あり)で行くことになります。駐車場からは5分ほど歩いて登ることになりますが、周囲は山と湧水が流れ霊気を感じるパワースポットとしても人気です。
鳥羽市から志摩市を海岸沿いに結ぶパールロード。その途中、相差町にあるのが神明神社です。神明神社は天照大御神を祭神としているのですが、観光スポットとして人気なのはその参道の途中にある末社のひとつの「石神社」になります。
石神社は初代天皇である神武天皇の母である玉依姫(タマヨリビメ)を祭神としていることから、昔から海女さんから信仰されてきました。そんなことから「女性の願いを一つだけ叶えてくれる」言われ、女性の参拝が後を絶たない神社となっています。
テーマパークが伊勢志摩にはたくさんあります。お伊勢まいりの翌日にでもちょっと足をのばして家族でカップルで楽しんでいただけたらと思います。
水族館をはじめ、食事やお土産なども楽しむことができる「伊勢シーパラダイス」。魚を観るというよりは、アザラシやアシカのショーなど動物とふれあうことがメインとなっている水族館です。
近年は各動物総選挙で1位を獲得するなど、飼育する動物が人気を博しており、またSNSを活用し各動物たちとのふれあいを積極的に発信もしています。
展示生物は約1,200種と、日本屈指の大きさを誇るのが鳥羽市にある鳥羽水族館です。累計入館者数は6,000万人を超え大阪の海遊館に次いで全国2位となっています。
日本で唯一のジュゴンや日本初のラッコ2世誕生、ダイオウグソクムシの脱皮の記録など他では見られない展示方法も注目を集めています。
スペインをテーマにした、遊園地・ホテル・温泉がある複合施設です。年間の入場者数は100万人を越える比較的大きなテーマパークになります。とはいえ、ディズニーやUSJと比べるとアトラクションでの待ち時間はほぼなく、全てのアトラクションを楽しむことができるでしょう。
車では伊勢市から40分ほどで到着することが可能で、近鉄電車では最寄りの鵜方駅から直通バスが運行しています。伊勢まいりの後などに立ち寄って、思い出を深めてはどうでしょうか。
近鉄電車の終点地、賢島。伊勢志摩サミットの宿泊・開催地でもあった賢島にある水族館がこの「志摩マリンランド」です。伊勢市からは40分、賢島駅からは歩いて伺える場所にあります。
見どころはマンボウとペンギン。体験イベントとしてペンギンに触れたり普段見ることができない水族館の裏側の探検などがあります。年間パスポートが大人3,750円と驚くほどの安さも魅力です。
戦国時代の街並みや忍者の観劇など、コスプレをしたりアトラクションがあったりする体験型テーマパークになります。二見インターのすぐそばに位置し、忠実に再現したとされる安土城天守閣がシンボルとして建っています。
温泉施設があるので旅の疲れを癒すことができます。土日祝の17時以降は園内無料なので、食事等だけの利用が可能です。
リアス式海岸英虞湾のほとりの白い街並み。それがスパリゾート施設の「志摩地中海村」です。ミシュラン東海にも選ばれた素晴らしいホテルもあり、日帰りでも宿泊でもどちらでも楽しむことができます。
地中海の感じる建物はインスタ映えバッチリ!英虞湾を巡るクルージングやゆったりと釣りをしたりと異国の志摩を堪能することができます。
山と海に囲まれた伊勢志摩は自然いっぱいの景観を楽しむこともできます。何も言わず写真を撮りたくなってしまう。そんな景色ばかりです。
多くは初日の出ポイントでもあるので、年末年始に来られた方にもおすすめですよ。
伊勢と鳥羽を結ぶ有料道路の伊勢志摩スカイライン。その素晴らしい景色はドライブポイントでもあります。山頂へ向かって登っていくと朝熊山山頂展望台に到着します。近くには金剛證寺もあります。
標高500mほどの山頂展望台には恋人の聖地サテライトにも登録されている「天空ポスト」があります。青い空と赤いポストのコントラストがたまりません。足湯やお土産屋さんもあるので、伊勢旅行の締めくくりに立ち寄りたい場所でもあります。
鳥羽市と志摩市の海岸沿いを走るパールロードの中心地にあるのが「鳥羽展望台」です。ゴールデンウイークや夏休みにはツーリングする人たちで集まる通りでもあります。
伊勢志摩サミットで開会の挨拶を行ったのがここ「横山展望台」です。その後観光地としてさらに整備されテラスが新しく増設されました。
志摩のリアス式海岸を一望することができ、普段見ることができない入り組んだ地形を楽しむことができます。
日本の灯台50選、恋人の聖地に選ばれる三島由紀夫の「潮騒」はここ神島が舞台となっています。灯台からの景色はもちろんのこと、島南部のカルスト地形など島全体が魅力に溢れています。
神島は伊勢湾の入口に浮かぶ直径1kmほどの島になります。鳥羽のマリンターミナルから定期船で35分で神島に到着することができます。
志摩半島の東南端に位置し海の難所として知られる大王崎の海を守る大王崎灯台。灯台50選にも選ばれる参観灯台で、太平洋の沖合を望むと地球の丸さを感じる地平線を望むことができます。
大王崎灯台のある大王町は「絵かきの町」としても知られ、たくさんの絵かきさんが訪れる町でもあるので、写真を撮るポイントがたくさん見つかるはずですよ。
伊勢志摩へ観光する方は繰り返し訪れる方が多いそうです。一度行ったらまた訪れたくなる、そんな土地が伊勢志摩なのでしょう。
今回20か所の観光スポットを紹介しましたが、一度に行くことはできなくても、何度も何度も伊勢志摩へ来訪し少しずつ噛みしめて味わって頂ければと思います。来るたびに違う伊勢志摩の魅力を味わうことができるはずですよ。