お知らせ
2020.12.11
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どうも、THY GUEST HOUSEのオーナーです。
もう12月ですね。早いですね。今年も残りわずかとなりました。
大変な時ではありますが、今回は伊勢の龍神伝説【松尾観音寺】をご紹介したいと思います。
創建は今から約1300年前だそうです。
行基が伊勢神宮参拝の際に松尾山に雌雄の龍が住む池がある事を知り、観音様を彫り、寺を創建したと伝えられています。
龍神伝説とは、ある夜に本堂が火災に遭った日の出来事です。
本堂から出火した炎は激しく、火柱が上がり手の施しようがなかったそうです。
その時、黒い影が浮かび上がったかと思えば、雄龍が燃え盛る炎を飲み込みながら舞い降り観音様を自らの体で幾重にも巻き付け始めました。
そして雌龍は何度も池(二つ池)の水を炎に吹きかけ、雌雄の龍が観音様を火災から守ったと言う話です。
松尾観音寺では、この火災以降、600年の間かかさず「二ツ池」(龍池)へ御酒・卵・饌米を月末にお供えし、お礼参りをされているのだとか。
他にも興味深い話は幾つかあり、その一つが本堂の天井には天井板を1枚だけ外してある「竜の通り道」があると言うもの。ここは閉めても必ず開くそうですよ。
創建以来、本山も末寺も檀家も持たず、どこの宗派にも属さない「単立」という特異な形態の寺で、「災難厄除け」「縁結び」にご利益があることでも有名です。
寺に伝わる龍神伝説から特に「厄除け」が有名で、3月に入って最初の午の日(初午)の日は、一年でこの日だけしか行わない特別な秘法でお祓いをする為、参拝者で混み合います。